わたしの後頭部と背中に亮くんの大きくて温かい手が当たったと思ったら、ぎゅっと引き寄せれて抱きしめられた。さっきまで逃げてた亮くんが積極的に舌を絡めてきて、逆に逃げようとするわたしの舌を捉えて逃がしてくれない。
あの亮くんがこんな甘くて濃厚で激しいキスするなんて、誰も想像つかないでしょ──。
出血が続いて痛いはずの舌は、もうこのキスの甘さで痛みの感覚が麻痺ってる。でも、どんどん血が流れていくのは感じるし変な感じ。
亮くんとのキスに酔ったのか、頭がフワフワして意識が朦朧としてくる。
亮くんの治癒に全振りしてるから銃弾が掠めた腹部の掠り傷は治癒できず状態で、そこからの出血もまだ止まってない。
ヤバいかも、これはキスだけの問題じゃないかもしれない。完全に血が足りてない、これじゃ意識が持たない。お願いだからあともう少しだけ耐えて、亮くんを助けたいの。
「白浜さん、すみません。私はもう大丈夫です。致命傷はギリギリ避けたので、これで死ぬことはないと思います。すみません、本当に……って白浜さん!」
ああ、よかった。
はじめのキスが任務とはいえ結婚式場で、だなんてちょっとロマンチックかも……なんてね。
あの亮くんがこんな甘くて濃厚で激しいキスするなんて、誰も想像つかないでしょ──。
出血が続いて痛いはずの舌は、もうこのキスの甘さで痛みの感覚が麻痺ってる。でも、どんどん血が流れていくのは感じるし変な感じ。
亮くんとのキスに酔ったのか、頭がフワフワして意識が朦朧としてくる。
亮くんの治癒に全振りしてるから銃弾が掠めた腹部の掠り傷は治癒できず状態で、そこからの出血もまだ止まってない。
ヤバいかも、これはキスだけの問題じゃないかもしれない。完全に血が足りてない、これじゃ意識が持たない。お願いだからあともう少しだけ耐えて、亮くんを助けたいの。
「白浜さん、すみません。私はもう大丈夫です。致命傷はギリギリ避けたので、これで死ぬことはないと思います。すみません、本当に……って白浜さん!」
ああ、よかった。
はじめのキスが任務とはいえ結婚式場で、だなんてちょっとロマンチックかも……なんてね。



