「これ、白浜が自分でやったんすよ!いや~、凄く器用な子だな~って自分は感心しました!そう思いませんか!?先輩方!」
チラリと白浜さんを見てみると消えてしまいそうな笑みを浮かべ、石像化している白浜さんは今にも崩れそうになっていた。それをこの場にいた全員が目視で確認。それからフォローのオンパレードだった。
「ま、まあ、あれじゃん?よく見ると結構センスいいってか、悪くはねぇよな!オシャレかどうかは別として。な、大翔!?」
「あ、あぁ……うん。そうだね。可愛いかは別として、その奇抜な発想と器用さはとても素晴らしいと思うよ。ね?鈴」
「センスあるないは別として、こういうことに関しては本当に器用だよね~。千帆って」
「いや、自分はこのネイル可愛いなって思いましたよ!?」
「ま、まぁ、人それぞれってことで良いのでは?」
崩れかけている白浜さんを皐月さんが支えて、私達はバツの悪そうな顔をするしかなかった。
「あ、俺達これから任務だから~」
「千帆のことよろしく頼むよ」
「はい、あげる」
皐月さんは私に白浜さんを押し付けて、先輩方はそそくさと教室から出ていく。これはどうしたらいいんだ?向かい合って、白浜さんの両肩を掴んでいる私。これはセクハラにならないだろうか。むやみやたらに女性へ触れるのは非常にマズいのでは?いや、触れたくて触れているわけではないが。
「すみません」
白浜さんの肩からそっと手を離して銃口を向けられているわけでないが、そのまま両手を上げた。今にも崩れそうな石像になっていた白浜さんが、しっかり元に戻って私をキョトンとした顔で見上げている。
「なにしてるの?亮くん」
「あ、いや、これは別に。なんでもありません」
チラリと白浜さんを見てみると消えてしまいそうな笑みを浮かべ、石像化している白浜さんは今にも崩れそうになっていた。それをこの場にいた全員が目視で確認。それからフォローのオンパレードだった。
「ま、まあ、あれじゃん?よく見ると結構センスいいってか、悪くはねぇよな!オシャレかどうかは別として。な、大翔!?」
「あ、あぁ……うん。そうだね。可愛いかは別として、その奇抜な発想と器用さはとても素晴らしいと思うよ。ね?鈴」
「センスあるないは別として、こういうことに関しては本当に器用だよね~。千帆って」
「いや、自分はこのネイル可愛いなって思いましたよ!?」
「ま、まぁ、人それぞれってことで良いのでは?」
崩れかけている白浜さんを皐月さんが支えて、私達はバツの悪そうな顔をするしかなかった。
「あ、俺達これから任務だから~」
「千帆のことよろしく頼むよ」
「はい、あげる」
皐月さんは私に白浜さんを押し付けて、先輩方はそそくさと教室から出ていく。これはどうしたらいいんだ?向かい合って、白浜さんの両肩を掴んでいる私。これはセクハラにならないだろうか。むやみやたらに女性へ触れるのは非常にマズいのでは?いや、触れたくて触れているわけではないが。
「すみません」
白浜さんの肩からそっと手を離して銃口を向けられているわけでないが、そのまま両手を上げた。今にも崩れそうな石像になっていた白浜さんが、しっかり元に戻って私をキョトンとした顔で見上げている。
「なにしてるの?亮くん」
「あ、いや、これは別に。なんでもありません」



