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「あぁぁん!?ほんっと可愛くねえ生意気なクソガキだな。オマエ」

「ひっ!?ちょ、痛い痛い痛いー!マジで鬼畜野郎!」

「だぁれに向かって言ってんだよ」

「ごめんなさい!ごめんなさいぃぃー!」

これは一体、何を見せられているのだろうか。見方によっては男女がくっついてイチャイチャしているようにしか見えない。この2人を見ているとなんだか胸がモヤモヤする。このモヤモヤが何なのかは分からないが不快……なのかもしれない。

「ハハッ!仲が良いんすねー!白浜と氷室先輩!」

櫻井は呑気に笑いながら2人を見ている。

「「仲良くない!!」」

声を揃えて否定する氷室さんと白浜さん。どっからどう見ても仲が良いようにしか見えませんけどね、何故否定するのかが分からない。モヤモヤが胸につっかえて、それが苛立ちに変わっていく。この感情は一体──。

「はっ、こんなガキと仲良しこよしとか御免だね~」

「わたしだってこーんな心を溝に捨てたような先輩、絶対に嫌だ!」

「いや、オマエ。それは言い過ぎだろ。どんっだけオマエの面倒見てやったと思ってんのー?」

「はあ!?面倒見たって……“X”の目の前にポイッと私を放り投げてケラケラ笑ってたのはドコのだぁぁれ!?それのどこが面倒を見たって!?どう考えても鬼畜の所業じゃないですか!」

“X”何らかの理由でS専から追放されたSP、もしくはその取り巻き達をこの界隈では“X”と呼ぶ。X達はS専関係者その要人達を狙い、襲撃してくることも多い……と、私をスカウトした人がペラペラと話していた。

にしても氷室さん、この人はあまり尊敬できないタイプかもしれませんね。

「あ~ん?助けてやったじゃーん」

「助けてくれたのは二階堂先輩ですー!」

「あ?そうだっけか?ははっ!マジかぁ~、ウケる」

「全くウケませんけど!?バカですか!?」