18時、最終下校を知らせるジャズが校内に響き渡る。
「もう最終下校!?」
「すっかり時間を忘れて喋っちゃったわ。楽しかったからいいんだけど。」
「でも、私は寮だからいいけど乙華のお家の人は心配しちゃうんじゃない……?」
「大丈夫、わたくし実はボディーガードがいるの。流石にもう帰らなきゃだけど、そこの心配は無用よ!」
ボディーガード……やっぱりお嬢様なんだなぁ。あまりにも話しやすいから時々忘れちゃうんだよね、乙華が財閥の一人娘なの。
けど、そういう人がいるなら心配もいらないよね。ほっと胸を撫で下ろし、校門近くまで乙華を送る。
「それじゃあね暁! ばいばいっ!」
「うんっ、またね乙華。」
「夏休みになったらわたくしの別荘でお泊まりなの忘れないでよ!」
「もちろんっ!」
さっきまで話していた約束事をもう一度確認して、乙華は満面の笑顔で黒塗り高級車に乗って帰っていった。
その車が見えなくなるまで見送り、私も一息吐く。
ちゃんと話せて良かった、こういう話は早いほうがいいもんね。
「もう最終下校!?」
「すっかり時間を忘れて喋っちゃったわ。楽しかったからいいんだけど。」
「でも、私は寮だからいいけど乙華のお家の人は心配しちゃうんじゃない……?」
「大丈夫、わたくし実はボディーガードがいるの。流石にもう帰らなきゃだけど、そこの心配は無用よ!」
ボディーガード……やっぱりお嬢様なんだなぁ。あまりにも話しやすいから時々忘れちゃうんだよね、乙華が財閥の一人娘なの。
けど、そういう人がいるなら心配もいらないよね。ほっと胸を撫で下ろし、校門近くまで乙華を送る。
「それじゃあね暁! ばいばいっ!」
「うんっ、またね乙華。」
「夏休みになったらわたくしの別荘でお泊まりなの忘れないでよ!」
「もちろんっ!」
さっきまで話していた約束事をもう一度確認して、乙華は満面の笑顔で黒塗り高級車に乗って帰っていった。
その車が見えなくなるまで見送り、私も一息吐く。
ちゃんと話せて良かった、こういう話は早いほうがいいもんね。

