ヴァンパイアくんに愛されるのは危険すぎる!

「あ、つーくんたち意外と早かったね。……暁ちゃん立てる? お姫様抱っこしよっか?」

「え!? だ、大丈夫だよ! 今立つ……!」

「ざんねーん。」

 も、もう弥虎君ってば……!

 いたずらっ子のような笑みでとんでもない提案をしてきた弥虎君に私は、いつもの可愛さはありながらもちゃんと男の子を感じてしまった。