電話越しなのに今の不安定さが伝わっているのか、不審そうに尋ねてきた春君。
その声を聞いてるとほっとして、つい本音を零しそうになる。
でも春君にも心配をかけたくなくて、ギリギリで言葉を飲み込んだ。
《ならいいけど……お前すぐ抱え込むから心配なんだよ。何かあったらちゃんと言え。》
「わ、分かってるよ! それよりも春君、今日はどうしたの?」
《いや……大した話じゃないけど、有明ってテスト近いんだろ? 俺、テスト終わった後に編入できる事になったから、それ言っとこうと思って。》
「えっ!? そうなの!?」
思わぬ報告に素っ頓狂な声が出てしまって、クスクス笑う声が耳に届く。
《そんな驚く事か? ま、そういう事だから来週辺りからよろしくな。》
「うん、よろしくね! ふふっ、春君と一緒にお仕事できるの楽しみ!」
《ったく、相変わらずだな暁は。》
久しぶりに春君と会える事に舞い上がって、口元が自然と緩む。
春君は口ではこう言ってるものの、私と同じように声が上ずっていた。
その声を聞いてるとほっとして、つい本音を零しそうになる。
でも春君にも心配をかけたくなくて、ギリギリで言葉を飲み込んだ。
《ならいいけど……お前すぐ抱え込むから心配なんだよ。何かあったらちゃんと言え。》
「わ、分かってるよ! それよりも春君、今日はどうしたの?」
《いや……大した話じゃないけど、有明ってテスト近いんだろ? 俺、テスト終わった後に編入できる事になったから、それ言っとこうと思って。》
「えっ!? そうなの!?」
思わぬ報告に素っ頓狂な声が出てしまって、クスクス笑う声が耳に届く。
《そんな驚く事か? ま、そういう事だから来週辺りからよろしくな。》
「うん、よろしくね! ふふっ、春君と一緒にお仕事できるの楽しみ!」
《ったく、相変わらずだな暁は。》
久しぶりに春君と会える事に舞い上がって、口元が自然と緩む。
春君は口ではこう言ってるものの、私と同じように声が上ずっていた。

