「勉強会……い、いいのっ?」
「もっちろん! ねっ、あさくんもいいでしょ〜!」
「あぁ。」
「やったぁっ! じゃあ早速始めよ〜っ!」
お菓子捜索を中止し、そんな提案を持ちかけてくれた弥虎君。
そのご厚意に甘えるよう遠慮なくお願いし、私も意気揚々と勉強道具を取り出した。
この日から、テストの点数上げよう勉強会が始まる事になったのだ。
それからというもの、私は数学を中心にみんなに教えてもらって勉強していた。
「……これってどうすればいいの?」
「これはね〜、これをこっちに代入したら……こうだよ!」
「なるほど……! じゃあこれもこうすれば……できた!」
「そうそうっ。暁ちゃんって飲み込み早いね〜、すごいすごいっ。」
テスト用に出された課題を各々やりながら、時折弥虎君に教えてもらう。
弥虎君は4人の中で一番数学が得意らしく、恥ずかしながら基礎の基礎からおさらいしてもらっている。
それにしても教え方上手だなぁ……先生みたい。
シャーペンを動かしながらそう感じていると、不意に目の前で英語のワークをこなしている司君と目が合った。
「もっちろん! ねっ、あさくんもいいでしょ〜!」
「あぁ。」
「やったぁっ! じゃあ早速始めよ〜っ!」
お菓子捜索を中止し、そんな提案を持ちかけてくれた弥虎君。
そのご厚意に甘えるよう遠慮なくお願いし、私も意気揚々と勉強道具を取り出した。
この日から、テストの点数上げよう勉強会が始まる事になったのだ。
それからというもの、私は数学を中心にみんなに教えてもらって勉強していた。
「……これってどうすればいいの?」
「これはね〜、これをこっちに代入したら……こうだよ!」
「なるほど……! じゃあこれもこうすれば……できた!」
「そうそうっ。暁ちゃんって飲み込み早いね〜、すごいすごいっ。」
テスト用に出された課題を各々やりながら、時折弥虎君に教えてもらう。
弥虎君は4人の中で一番数学が得意らしく、恥ずかしながら基礎の基礎からおさらいしてもらっている。
それにしても教え方上手だなぁ……先生みたい。
シャーペンを動かしながらそう感じていると、不意に目の前で英語のワークをこなしている司君と目が合った。

