ヴァンパイアくんに愛されるのは危険すぎる!

「この前貸してくれた本、面白かったから感想言いに来た。」

「そんなの放課後でいいよ! それより注目されちゃってるけどいいの!?」

「注目……? 気にしてないから分からない、ごめん。」

 自分が周りに注目されている事を意識していないのか、首を傾げて私を見つめる高峰朝翔こと朝翔君。

 こんなだから騒がれている時も気に留めていないんだなぁ……と困ったり。

「そういえば調べた時に気付いたんだけど、暁ってハンターとしては優秀なんだね? 仕事もちゃんとしてるみたいだし、まだ中学生なのに刑事課のエースなの、すごいね。」

「……その情報、どこから仕入れてきたの?」

「外部の情報屋に依頼したんだ。入学式の日にハンターだって気付いたから、こっそりね。もちろん合法だよ。」

「何で気付いたの!?」

「あれ、暁知らない? 暁の持ってるその十字架のお守り、強い(まじな)いがかけられててヴァンパイアが悪意を持って触れると、電流が流れるようになってるよ。確かハンターの証にもなる支給品だった気がするけど。」