うーん、昨日は確かこの辺に……。
翌日、私は春君の言葉を胸に早速調査に躍り出た。
誰よりも早く登校し、昨日壬生司がいた部屋を探す。
まだ校舎の構造を理解できていないからそれっぽいところを歩くしかなくて、時々迷ったりもした。
「あ……! ここだ!」
でもその甲斐あってか例の部屋を見つけられ、静かにガッツポーズする。
ちゃんとメモしとかなきゃ……えっと、第3校舎の4階の突き当たり近くっと。
昨日と変わらない寂れたこの扉の向こうに、みんなの人気者である彼がいたとは考えられない。
そもそも人が向こうにいるなんて考えられない見た目してるし、昨日は夢を見てたんじゃないかとも思ってしまう。
だけど取っ手の質感は昨日と一緒で特段冷たく、それが夢じゃないって教えてくれた。
「……あれ? 開かない……。」
そして興味本位で扉を開けてみようとするけど、昨日とは違い全く開く気配がない。
鍵がかかってるんじゃ?と考えて観察しても、それっぽいものは付いていないみたい。
もっとよく探さなきゃダメかな、うーん……。
翌日、私は春君の言葉を胸に早速調査に躍り出た。
誰よりも早く登校し、昨日壬生司がいた部屋を探す。
まだ校舎の構造を理解できていないからそれっぽいところを歩くしかなくて、時々迷ったりもした。
「あ……! ここだ!」
でもその甲斐あってか例の部屋を見つけられ、静かにガッツポーズする。
ちゃんとメモしとかなきゃ……えっと、第3校舎の4階の突き当たり近くっと。
昨日と変わらない寂れたこの扉の向こうに、みんなの人気者である彼がいたとは考えられない。
そもそも人が向こうにいるなんて考えられない見た目してるし、昨日は夢を見てたんじゃないかとも思ってしまう。
だけど取っ手の質感は昨日と一緒で特段冷たく、それが夢じゃないって教えてくれた。
「……あれ? 開かない……。」
そして興味本位で扉を開けてみようとするけど、昨日とは違い全く開く気配がない。
鍵がかかってるんじゃ?と考えて観察しても、それっぽいものは付いていないみたい。
もっとよく探さなきゃダメかな、うーん……。

