この言葉は、蘭君のトラウマなのかもしれない。けど、私はその為にここにいる。
蘭君たちが悪い事をしないなら友達のままここにいられる。私から危害を加える事も、離れる事もない。
「悪い事したら、見捨てるの?」
「……悪い事したら嫌いになっちゃうかもだけど、それを解決して蘭君たちを守るのが私の仕事。嫌いになっても見捨てはしない、約束する。」
「……っ、嘘だ。母さんも父さんもそう言ってたのに、簡単に俺を捨てたから――」
「私は蘭君のご両親じゃない、聖城暁だよ。信じて。」
「……ほんとに? ほんとに傍にいてくれるの?」
「うん。」
「暁ちゃんは俺のこと見捨てない? 嫌いにならない? 俺のこと好きでいてくれる?」
「うん。見捨てないし、悪い事しなかったら嫌いにならないし、蘭君がそう望むなら好きでいさせて。」
これ以上無責任な事は言えない。私から言えるのはここまでだ。
そう思って言葉を切ると、蘭君は呆気にとられたようにぽかんとしてから嬉しそうに泣き笑った。
「っ、やった……暁ちゃん大好き……っ。」
蘭君たちが悪い事をしないなら友達のままここにいられる。私から危害を加える事も、離れる事もない。
「悪い事したら、見捨てるの?」
「……悪い事したら嫌いになっちゃうかもだけど、それを解決して蘭君たちを守るのが私の仕事。嫌いになっても見捨てはしない、約束する。」
「……っ、嘘だ。母さんも父さんもそう言ってたのに、簡単に俺を捨てたから――」
「私は蘭君のご両親じゃない、聖城暁だよ。信じて。」
「……ほんとに? ほんとに傍にいてくれるの?」
「うん。」
「暁ちゃんは俺のこと見捨てない? 嫌いにならない? 俺のこと好きでいてくれる?」
「うん。見捨てないし、悪い事しなかったら嫌いにならないし、蘭君がそう望むなら好きでいさせて。」
これ以上無責任な事は言えない。私から言えるのはここまでだ。
そう思って言葉を切ると、蘭君は呆気にとられたようにぽかんとしてから嬉しそうに泣き笑った。
「っ、やった……暁ちゃん大好き……っ。」

