ガタッと机の上のコップが揺れる。
「ごめん、邪魔して…」
「だ、大丈夫…!」
び、びびびっくりしたぁ……
いつのまにか白山くんの顔が真横にあって、心臓はバクバク。
てっきり仮眠してるのかと思ってたから……
急に横から声がして驚いてしまった。
「何してるの?」
「え、えっと白山くんが教えてくれた所、復讐してるの」
「ふ〜ん」
っ……
白山くんは会話が終わってもなお、私の後ろから覗くようにノートを見つめる。
ちっ…近い……
「あ…の、白山くん」
「ん?」
「ち…かい…デス」
「いつも一緒に寝てる時より近くないと思うけど…?」
「ソウカモ…」
カタカタ喋る私を見て「ふっ…なんでそんなカタコトなの」と柔らかく微笑んだ。
白山くんって、人との距離感ちょっと近すぎやしませんか……
無意識なのかな?
もしそうであるなら罪な男である。
だってこんなに綺麗に整った顔で優しい声色の持ち主なのに、距離が近いとか…
誰だって緊張してしまうに違いない。

