足りないよ、白山くん。



「……そういえば、もうすぐ定期テストだよね」

「え?うん…それがどうしたの?」


突然テストの話題に。


「……よかったら教えようか?勉強」

「…!いいの?」

「うん」


模試一位の白山くんに教えてもらえるなんて!

これは学力が伸びるチャンスかもしれない。

そうしたらお母さんもきっと……喜んでくれるはず。


「……でも大丈夫?お母さん、友達とかと勉強するの怒らない?」


教えてもらえることに喜んでいる私とは対照に、心配気味の白山くん。

……さっきお母さんのこと話したばかりなのに、もう何しそうか分かっててすごい……


「えっとそれは、嘘つけば…大丈夫」

「やっぱり怒られるんだ」


そう、白山くんの言うことは当たっている。