足りないよ、白山くん。



「……わかった。先生には言わない」


「!!」


よかった……


その言葉を聞いてふっと全身の力が抜けた。



「……その代わり、抱き枕になってくれるんだよね?」


「う、うんっ…。先生に言われるより断然マシだもん……」


「あと、何でもって……」



……あ

傷のことバレたくない一心で、勢いよく何でもするって言っちゃったんだっけ。


言ったからには責任持たないと……



「あ、ある程度のことはするよっ!でも犯罪とか危険なことはしないからね!?」



そう言うと白山くんはふわりと微笑んだ。


「そんなこと、絶対水野さんにさせないから大丈夫だよ。安心して」



……普段は不真面目な白山くんにも、流石にまともな倫理観は備わってるみたい。

万引きとか、闇バイトみたいなことさせられたらどうしようかと……


「じゃあ早速だけど、あと10分だけ俺と一緒に寝て?」