B4サイズに魔法をつめて

「あ、話したくないことだったらいいよ?」



冴島くんが察してくれた。

そのことで、
(あ。信用出来るかも)
と、妙な確信が生まれた。



「……漫画、描いてるの」



私の呟きに、
「え、プロってこと? 漫画家さんなの?」
と、冴島くんもきちんと小声で質問してくれた。



ますます信用出来そう。



「違うけど、真昼に漫画のことを少し教えているから、一応師弟関係なの」

「ふぅーん、そっか。すげー」



冴島くんは嬉しそうに笑って、
「オレもね、小説書いてるよ」
と、言った。



「えっ!?」



私と真昼の声が揃った。



「いや、オレはアイディアを明石に伝えているだけだけど……」

「どういうこと?」

「ウェブ小説サイトに投稿してるんだ。オレが話の元を考えて、明石がそれを文章にする」

「創作ユニットってことですか!」
と、真昼の目が輝く。



明石は頷いて、
「冴島のアイディア、すっごく面白いんだ。書いてて、ワクワクする」
と、冴島くんの肩に手を置いた。