B4サイズに魔法をつめて

「馬場さんも来ないんだね」

「そうみたいだね」



馬場さんだけではなく、美菜と千穂も、あれから休んでいる。



いじめに関するアンケートや、いじめについての授業などがあって、学校側も対策に必死な様子だった。

真昼とはメッセージでやり取りしているけれど、以前に比べて真昼からの返信の頻度が、かなり落ちている。

そっとしておいてほしいのかもしれない。

でも、放っておけない。



(前みたいに真昼と話したいなぁ)



学校がつまらなく感じるのは、きっと真昼がいないからだと思う。





下校して。

アパートにまっすぐ帰ると、誰かが玄関のドアの前にいた。



「真昼!」


名前を呼ぶと、真昼はニコッと笑った。



「師匠、おかえりなさい」

「うん。ただいま! 寒い中待っててくれたの? 今、あったかい飲み物出すから!」



無意識に声がはしゃぐ。

久しぶりに見た真昼は、ぐんとやせていて心配になったけれど、それでも会えたことが何より嬉しかった。