ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

魔王様と俺が…家族?


王家でもない皇家と、魔王様が家族なんてありえない。 


それに、俺は母さんと父様の子供なはずだ。


王家の血が混じることのない皇家だ。


そんなこと、ありえない。


その言葉が、俺の脳内で繰り返される。


「碧さん、とりあえずお座りになって?」


魔王様は母さんに用意された椅子に座った。


「ありがとう咲良(さくら)


親しげに名前を呼んでいる姿を見て、本当かもと一瞬思った。


それから、魔王様は俺の瞳をじっと見つめた。


「まずいな。…瞳が変色したのは、やはり王家の血を継いだからだろう」


「えっ…ちょ、ちょっと待ってください!!」


いろいろと話についていけそうになくて、話を中断させる。


「僕は、本当に…魔王様の息子なんですか?」