裏社会の私と表社会の貴方との境界線

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その日、自分が女神であることは隠そうと誓った。


ただふたりを除いて。


そのうちのひとりが真鈴で、私が女神であることを知っている。


もしかしたら、同じ女神だから仲良くなれたのかもしれない。


そして、真鈴は今世が6回目の転生になる。


真鈴は命尽きると、また別の場所に飛ばされて次の世界生きてゆくのだ。


それが真鈴の女神としての能力の1つ。


えっと…この辺にいるはずだけれど。


森の深く、大きな丸太のある場所で毎日3時に落ち合おうと決めたのだ。


けれど、今日は真鈴の姿が見当たらない。


無理な日は事前に伝えるはずだし、近くにいるだろうと歩き出す。


歩いていくと、もう少し奥にふたりの男とひとりの女がいることに気がついた。


私はその3人が何をしているのか気になって近づく。


その光景は、私にはとても信じがたいものだった。


真鈴が椅子にくくりつけられ、手足もひものような物で縛られている。


真鈴は抵抗する体力もないのか、ぐったりしていて顔色が悪い。