「どうぞ」
よく響く冷静な女性の声が、部屋から聞こえてきた。
おそらく学園長の声だろう。
声色が不機嫌そうに聞こえたので、どんな人なのだろうと緊張が走る。
そんな状態の私を無視し、扉を開けてユウが中へ入って行った。
続いて私も「失礼します」と言って学園長室に入る。
学園長室はシンプルな部屋だった。
左右には本や卒業生の写真集、資料などが入ったガラス棚。
真ん中には、向き合っている紺色のソファ。
奥には大きめのデスクがあり、30代前半ほどの女性が座っていた。
その女性は立ち上がり、ソファを指さして言った。
「そこのソファに座ってください。来夢さん、雨晴さん」
少し怖そうな雰囲気のあるこの方の指示に従った方がいいと判断して、私はユウの手首をつかんでソファに一緒に座るよう言った。
私は見慣れない部屋を見渡すようなふりをして、とある書類を探しながら座った。
“書類”というのは、このスカイ学園の在学生の情報が全て入ったファイルのことである。
雨晴で調べた情報で、生徒達の全ての情報が入っているファイルを保管しているそう。
これがあれば「真聖ノア」という人物を容易に見つけることが出来るだろうと、私は考えている。
だが、先ほど見た中にはそれらしき書類ファイルは見つからなかった。
こんなに簡単な場所に隠したりはしていないだろうと踏んでいたが…。
よく響く冷静な女性の声が、部屋から聞こえてきた。
おそらく学園長の声だろう。
声色が不機嫌そうに聞こえたので、どんな人なのだろうと緊張が走る。
そんな状態の私を無視し、扉を開けてユウが中へ入って行った。
続いて私も「失礼します」と言って学園長室に入る。
学園長室はシンプルな部屋だった。
左右には本や卒業生の写真集、資料などが入ったガラス棚。
真ん中には、向き合っている紺色のソファ。
奥には大きめのデスクがあり、30代前半ほどの女性が座っていた。
その女性は立ち上がり、ソファを指さして言った。
「そこのソファに座ってください。来夢さん、雨晴さん」
少し怖そうな雰囲気のあるこの方の指示に従った方がいいと判断して、私はユウの手首をつかんでソファに一緒に座るよう言った。
私は見慣れない部屋を見渡すようなふりをして、とある書類を探しながら座った。
“書類”というのは、このスカイ学園の在学生の情報が全て入ったファイルのことである。
雨晴で調べた情報で、生徒達の全ての情報が入っているファイルを保管しているそう。
これがあれば「真聖ノア」という人物を容易に見つけることが出来るだろうと、私は考えている。
だが、先ほど見た中にはそれらしき書類ファイルは見つからなかった。
こんなに簡単な場所に隠したりはしていないだろうと踏んでいたが…。


