裏社会の私と表社会の貴方との境界線

それから少し疲れたので、休もうとベッドに座った。


私ひとりしか寝ないというのにベッドはふたりくらい寝れそうな大きさで、とても心地の良い素材で作られていた。


もしかして…と嫌な想像をしたが、そんなわけないと自分に言い聞かせた。


今寝転がったら寝てしまいそう…。


そんなことを考えて寝てしまわないよう私は立ち上がり、せっかくなのでリビングでも行こうと部屋を出た。


バタンと音を立てて扉が閉まると同時に、ユウの声が聞こえた。


「片付け終わった〜?」


「ええ、終わったわよ」


そう言ってからユウを上目で見る。


ユウはいつものように呑気にあくびをしてしていて、思わずふふっと笑う。


正直、いろいろ不安だったけれど平気そうね。


「何笑ってんだ?…まあいいや、さっさと行くぞ」


私の腕をつかんで、強引にどこかへ連れて行こうとする。


わけがわからないと、ユウに抵抗する。


「え、ちょ?!待って、どこにいくのよ!」


戸惑っている私に、ユウはいつもの調子で「んー秘密」と答えた。