裏社会の私と表社会の貴方との境界線

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私は雨晴家に着くなり自分の部屋に行き、早速支度を始めた。


といっても、ある程度向こうでものはそろっているそうなので、あまり用意するものはなかった。


「よし!こんなものかしらね!」


準備を思ったより早く終えることができてよかった。


こんなことで徹夜なんて、やっぱり嫌だからね。


その後やることがなくなった私は、武器磨きを始めようと拳銃、短剣、長剣などをザッと出した。


武器磨きを始めてから30分後くらいに、部屋のドアがノックされた。


「どうぞ」


気配から察するに3人。


誰だろうと思いながら、返事をする。


ガチャリと音を立てて入ってきたのはやはり3人で、瑠璃華と羅華、それからユキだった。


「あら?ユキも来たの?メア家から雨晴家まで少し時間かかるのに…」


ナイトメア所属だからといって、家が隣同士というわけではない。


それに、メア家に続く道は坂になっていて、体力のないものには相当きついだろう。


それなのにユキは、わざわざ私のところに来てくれたのだ。