裏社会の私と表社会の貴方との境界線

「何で貴方達までいるの?!」


私は目をまん丸にして驚いた。


まさか、メア家の第6王子までそろうなんて…。


そして、第3王子であるユウが私をスルーして話出す。


「なあなあ、サクふざけすぎじゃねえ?ていうか、俺が先に華恋に目つけたんだけど〜?」


16歳のユウはきれいな茶髪の髪と垂れ目の横にあるほくろが特徴の、とにかくチャラくてよく分からない奴。


「俺のことを好きになるのを待ってる」とか言ってる近づいてくる、本当に理解不能な奴。


「サク兄さん、ユウ…うるさい。さっさと話はじめて」


今、超冷たく言い放ったこの子は第2王子のツキ、17歳。


まつ毛が長く、白い肌が中性的な印象をもたらす美人な男の子。


でも、誰に対しても冷たいから好んで近づく人はいない。


「まあ、ツキの言う通りね。早く始めてほしいわ。サクとユウの言い合いに付き合ってる暇はないし」


うんうん、とツキの意見に賛成する。


面倒な空気になってきたから、とりあえずツキに同意する方が話が進みそうだ。


「ちょ!華恋姉さん、あんまりそういうこと言わないほうがいいんじゃ…」


羅華が私の心配をしているのは分かっていたが、きっと今サクが少し不機嫌になった。