愕然としたオスキャルに苦笑するが、彼の驚きも仕方ない。
あの夜会の夜、サイラスと出会ったブランカが彼の帰国に合わせて婚約もしていない状態で押しかけたのである。
ブランカとサイラスが婚約しなかったのは、ブランカの押せ押せ具合の圧があまりにも強かったというのが本音らしく、かなり避けられていたように見えていたのだが――
「いつの間にかちゃっかり結婚して、私たちの子供と同い年の子供を妊娠中とか……」
「これはやはりブランカ殿下の粘り勝ちってやつですかね」
「そうねぇ、思考を政略結婚に割り切っていたサイラス様が拒絶していた時点でこのふたりは結婚すると思ったけど」
「えっ、そうなんですか!?」
「そりゃそうよ」
国のためになるなら誰でもいいと言っていたサイラスが、国同士の繋がりになる相手であるブランカとの結婚を渋っていたのだ。
それだけ嫌だったとも取れるが、姉たちの様子を見ていた私から言わせれば、特別に意識した相手だったということだろう。
「それに、お姉様は獲物を逃さないタイプだしね」
「うわぁ、説得力がありすぎる」
あの夜会の夜、サイラスと出会ったブランカが彼の帰国に合わせて婚約もしていない状態で押しかけたのである。
ブランカとサイラスが婚約しなかったのは、ブランカの押せ押せ具合の圧があまりにも強かったというのが本音らしく、かなり避けられていたように見えていたのだが――
「いつの間にかちゃっかり結婚して、私たちの子供と同い年の子供を妊娠中とか……」
「これはやはりブランカ殿下の粘り勝ちってやつですかね」
「そうねぇ、思考を政略結婚に割り切っていたサイラス様が拒絶していた時点でこのふたりは結婚すると思ったけど」
「えっ、そうなんですか!?」
「そりゃそうよ」
国のためになるなら誰でもいいと言っていたサイラスが、国同士の繋がりになる相手であるブランカとの結婚を渋っていたのだ。
それだけ嫌だったとも取れるが、姉たちの様子を見ていた私から言わせれば、特別に意識した相手だったということだろう。
「それに、お姉様は獲物を逃さないタイプだしね」
「うわぁ、説得力がありすぎる」

