焦りながらぐるぐると何着も巻かれ、このままではボールになってしまいそうだ。
「ねぇ。むしろ体に悪そうなんだけど」
「ヒッ!」
ムスッと唇を尖らせると、小さく悲鳴を上げたオスキャルが慌てて巻くのをやめて、視線を私の腹部へと向ける。
そうなのだ。エーヴァファリン・リンディ、現在第一子を妊娠中なのである。
これは余談だが、公爵位を得たものの王女のままの私の名前は変わらず、そしてオスキャルが婿として入った形だ。
「ふふ、ねぇオスキャル。ビックニュースよ」
心配そうに私の膨らんだお腹を撫でるオスキャルの肩にもたれながら、彼の前に先ほど開封したばかりの私とオスキャル宛の手紙をちらつかせると、オスキャルが不思議そうに軽く首を傾げた。
「ブランカ殿下から、ですか?」
「そ」
「でも、どうして俺も連名に?」
姉妹である私とブランカが手紙のやりとりをするのは納得なのだろうが、そこに自分の名前も書き加えられていたことが不思議らしかった。
「ブランカ姉様も、なんと妊娠中らしいわよ」
「えっ! サイラス様の子ですか!?」
「他に誰がいるのよ」
「ねぇ。むしろ体に悪そうなんだけど」
「ヒッ!」
ムスッと唇を尖らせると、小さく悲鳴を上げたオスキャルが慌てて巻くのをやめて、視線を私の腹部へと向ける。
そうなのだ。エーヴァファリン・リンディ、現在第一子を妊娠中なのである。
これは余談だが、公爵位を得たものの王女のままの私の名前は変わらず、そしてオスキャルが婿として入った形だ。
「ふふ、ねぇオスキャル。ビックニュースよ」
心配そうに私の膨らんだお腹を撫でるオスキャルの肩にもたれながら、彼の前に先ほど開封したばかりの私とオスキャル宛の手紙をちらつかせると、オスキャルが不思議そうに軽く首を傾げた。
「ブランカ殿下から、ですか?」
「そ」
「でも、どうして俺も連名に?」
姉妹である私とブランカが手紙のやりとりをするのは納得なのだろうが、そこに自分の名前も書き加えられていたことが不思議らしかった。
「ブランカ姉様も、なんと妊娠中らしいわよ」
「えっ! サイラス様の子ですか!?」
「他に誰がいるのよ」

