それでも彼がサイラスの言葉を繰り返したのは、身分という大きな差も含めて彼に憧れを抱いてるのだろう。それくらい自信がないのは、裏を返せばそれだけ私を好きだと言うことだ。
「初めての口づけ、やり直そう」
「へ?」
「どうせオスキャル、あんなのが初めてなんて認めたくないって騒いでそうだもの」
「見てたんですか!? タレコミはどこです、あのエルフしかいないですが!」
「事実だったの」
「アッ」
私の少し呆れた声色を聞き、サッと顔色を悪くする。
もちろんタレコミなんかはなかったけれど、私だってオスキャルのことを見ていたのだ。彼の思考回路くらいわかっている。
だから。
「ね、気付いてる? ここには星以外ないわよ」
「エヴァ様」
「口説く時間なんていらないわ。だって私は、とっくにオスキャルだけのものだもの」
「俺だけの……んっ」
背伸びをし、彼の服を引き寄せるようにして無理やり唇を重ねると、ピクリと彼の体が強張った。けれどすぐにふっと力が抜け、そしておそるおそる私の背中へと腕が回る。
ただ不器用に唇を重ねるだけ。でも、この時間が私には何よりも心躍る時間でもあった。
「初めての口づけ、やり直そう」
「へ?」
「どうせオスキャル、あんなのが初めてなんて認めたくないって騒いでそうだもの」
「見てたんですか!? タレコミはどこです、あのエルフしかいないですが!」
「事実だったの」
「アッ」
私の少し呆れた声色を聞き、サッと顔色を悪くする。
もちろんタレコミなんかはなかったけれど、私だってオスキャルのことを見ていたのだ。彼の思考回路くらいわかっている。
だから。
「ね、気付いてる? ここには星以外ないわよ」
「エヴァ様」
「口説く時間なんていらないわ。だって私は、とっくにオスキャルだけのものだもの」
「俺だけの……んっ」
背伸びをし、彼の服を引き寄せるようにして無理やり唇を重ねると、ピクリと彼の体が強張った。けれどすぐにふっと力が抜け、そしておそるおそる私の背中へと腕が回る。
ただ不器用に唇を重ねるだけ。でも、この時間が私には何よりも心躍る時間でもあった。

