幽霊姫は止まれない!

「屋根ならどう?」
「え?」
「貴方、屋根から来たんでしょ。だったら屋根に戻って星空の下踊りましょう」
 私の提案を聞いたオスキャルがきょとんとした顔になり、そしてくしゃっとした笑顔になる。

「捕まっていてください」
「オスキャルも離さないでね」
 太股に力を溜め、グンッと飛び上がると視界が一気に開け、遠くまで見渡せた。
 この光景を、いまだけは二人占めだ。