(オスキャルもドキドキしてくれてるんだ)
そう思うとたまらなくうれしい。
まだ、私たちの未来は何もわからない。父である陛下にも、兄である王太子にも何も許可を得ていないのだ、まずは最初の説得からはじめなくてはならない。けれど――。
「今日は夜会よ。踊る? オスキャル」
「俺と、ですか」
「恋人としてはじめてのダンスね」
くすりと笑うと、オスキャルの顔が真っ赤に染まる。
「踊るって叔父様にも宣言したの。ね、早くエスコートして?」
「は、はい、えっと」
(困ってる困ってる)
目線が落ち着かないように動くのは、きっと自分の身分や立場を気にしているのだろう。
服装も、夜会に来たというよりは動きやすさ重視のシンプルなものだ。
(攫ったあとのことを考えてこの服にしたんだろうけど、攫う場所を夜会に設定した時点でミスよねぇ)
いくらオスキャルが動きやすい服でも、あまりにも私の服が邪魔過ぎる。せめて町へお忍びでもしている時に攫う計画を立てられなかったのだろうか。
だが、そんな少し抜けたところも可愛く見えるのだから、好きという気持ちはとんでもなく頭をバカにしてしまうらしい。
そう思うとたまらなくうれしい。
まだ、私たちの未来は何もわからない。父である陛下にも、兄である王太子にも何も許可を得ていないのだ、まずは最初の説得からはじめなくてはならない。けれど――。
「今日は夜会よ。踊る? オスキャル」
「俺と、ですか」
「恋人としてはじめてのダンスね」
くすりと笑うと、オスキャルの顔が真っ赤に染まる。
「踊るって叔父様にも宣言したの。ね、早くエスコートして?」
「は、はい、えっと」
(困ってる困ってる)
目線が落ち着かないように動くのは、きっと自分の身分や立場を気にしているのだろう。
服装も、夜会に来たというよりは動きやすさ重視のシンプルなものだ。
(攫ったあとのことを考えてこの服にしたんだろうけど、攫う場所を夜会に設定した時点でミスよねぇ)
いくらオスキャルが動きやすい服でも、あまりにも私の服が邪魔過ぎる。せめて町へお忍びでもしている時に攫う計画を立てられなかったのだろうか。
だが、そんな少し抜けたところも可愛く見えるのだから、好きという気持ちはとんでもなく頭をバカにしてしまうらしい。

