いきたい僕ら

……龍さんに律樹くんと蓮斗くんを任せて、もう1人の倒れている人物に目をやる。

うつ伏せなのを仰向けにすると、その傷に吐き気を催した。

「……これを、あの2人で……?」

銃槍が4箇所。

どれも、1発で人が即死する部位に正確に撃ち込まれている。

「……律樹だな。」

後ろから声が聞こえて振り向くと、梨杜姉と羽澄が立っていた。

「この傷、彼が……1人で?」

にわかには信じられなかった。

僕でもここまで正確に撃ち抜くことはできない。

「この場でここまで拳銃を扱える奴なんて、蒼以外には律樹しかいない。でも……いつもと違う。」

「……本人に聞いたほうがいいかもね。」

僕たちは外へと向かった。

……八神の遺体は運んでる途中で、砂になって消えた。

何も解決してない。

何ひとつ解決していないが、僕はこれでこの事件は終わったと思った。

妙な確信が、僕の中にはあった。