いきたい僕ら

……誰かの声が聞こえて、目を覚ました。

「……き、律樹!起きろ!」

「梨杜、さん……?」

目の前には、かなり焦った表情の梨杜さんがいた。

「よかった。起きたな。律樹、蓮斗は?」

その言葉に一気に覚醒して、周囲を見渡す。

そこは孤児院に向かう途中の森だったが、近くにレンの姿はなかった。

「いない……?!ちょっと待っててください!」

スッと全身が冷える。

携帯のGPSを確認する。

「見つからない……こっちは」

言いながら、もうひとつレンにつけておいたツールを確認した。

「……海?」