……自分たちの部屋に戻り、机を見てレンの動きが止まった。
「律樹さん、なにか、荷物でも開けたんですか……?」
僕の机の上には刃を出したままのカッターが置いてあった。
「そうだよ、ちょっとテープが固くてね。」
ってすぐに言えたらよかったんだけど……。
実際に出てきたのは、もっと分かりやすいものだった。
「あ、えっと……ごめん。」
「いや、いいんですけど……あの、泣きます?」
そう言って両手を広げてくる。
「もう大丈夫だから……。」
ちょっと、あの……梨杜さん以外の人様にお見せできないくらいみっともなく泣いたので……。
「そうですか……。」
何でちょっと残念そうなの?!怖いこの子!
と思ったら、すぐに明るい調子に戻って言った。
「まぁいいか。寝ましょう、律樹さん。」
「うん。電気、消すよ。」
「はい。おやすみなさい。」
パチン、と電気のスイッチを押す。
ベッドに横になり、しばらく目を瞑るが、全く眠れる気配がない。
時刻はすでに夜中の1時を回っている。
強制的に寝かせられてたといっても、時間は全部合わせてもせいぜい4時間くらいだろう。
昨日の夜はちゃんと寝たから元気だけど、今日は怪我もしたし、イレギュラーもあった。
4時間じゃ絶対足りないってわかってるのに、眠ることができなかった。
「はぁ……。」
ため息をついて起き上がる。
いっそのこと、全部無視して、眠くなるまで起きていようと思った。
「律樹さん、寝られないんですか?」
隣のベッドから、レンの声が聞こえた。
「あ、ごめん、起こした?」
レンは首を振りながら、上体を起こした。
「そう……。眠れないんじゃなくて、眠くないんだよね。」
7割本当だけど、残りの3割は嘘。
夢を見るのが、やっぱり怖かった。
「そうですか……。じゃあ、ゲームしましょ!」
レンはそう言って、どこからかテレビゲームのコントローラーを2つ取り出した。
……たまにはいいか。
「そうだね。」
「うわっ、律樹さんがゲームするとか、まさか影武者?」
何言ってんのこいつ?
「レンが誘ってきたのに、その言い方はひどくない?」
「冗談ですよ……そんな怖い顔しなくても……。」
そうして、僕たちは夜通し真っ暗な中でゲームをしたのだった。
「律樹さん、なにか、荷物でも開けたんですか……?」
僕の机の上には刃を出したままのカッターが置いてあった。
「そうだよ、ちょっとテープが固くてね。」
ってすぐに言えたらよかったんだけど……。
実際に出てきたのは、もっと分かりやすいものだった。
「あ、えっと……ごめん。」
「いや、いいんですけど……あの、泣きます?」
そう言って両手を広げてくる。
「もう大丈夫だから……。」
ちょっと、あの……梨杜さん以外の人様にお見せできないくらいみっともなく泣いたので……。
「そうですか……。」
何でちょっと残念そうなの?!怖いこの子!
と思ったら、すぐに明るい調子に戻って言った。
「まぁいいか。寝ましょう、律樹さん。」
「うん。電気、消すよ。」
「はい。おやすみなさい。」
パチン、と電気のスイッチを押す。
ベッドに横になり、しばらく目を瞑るが、全く眠れる気配がない。
時刻はすでに夜中の1時を回っている。
強制的に寝かせられてたといっても、時間は全部合わせてもせいぜい4時間くらいだろう。
昨日の夜はちゃんと寝たから元気だけど、今日は怪我もしたし、イレギュラーもあった。
4時間じゃ絶対足りないってわかってるのに、眠ることができなかった。
「はぁ……。」
ため息をついて起き上がる。
いっそのこと、全部無視して、眠くなるまで起きていようと思った。
「律樹さん、寝られないんですか?」
隣のベッドから、レンの声が聞こえた。
「あ、ごめん、起こした?」
レンは首を振りながら、上体を起こした。
「そう……。眠れないんじゃなくて、眠くないんだよね。」
7割本当だけど、残りの3割は嘘。
夢を見るのが、やっぱり怖かった。
「そうですか……。じゃあ、ゲームしましょ!」
レンはそう言って、どこからかテレビゲームのコントローラーを2つ取り出した。
……たまにはいいか。
「そうだね。」
「うわっ、律樹さんがゲームするとか、まさか影武者?」
何言ってんのこいつ?
「レンが誘ってきたのに、その言い方はひどくない?」
「冗談ですよ……そんな怖い顔しなくても……。」
そうして、僕たちは夜通し真っ暗な中でゲームをしたのだった。

