いきたい僕ら

そうして、僕たちは病院に帰ってきた。

「レン、今日はこっちに泊まってって。」

面会時間が終わる頃、僕はレンにそう言った。

「そのつもりですよ。」

病院の個室には患者が寝るベッドとは別に、折り畳みの簡易ベッドが設置されている。

主には小さい子供の親が泊まるためのものだけど、レンはたまに泊まっていたらしい。

「よかった。」

今日みたいな日は特に危ないから、誰かにそばにいて欲しかった。

僕たちはそのまま夜まで過ごし、消灯時間に眠りについた。