永遠を糸で縫い留めて

あなたが私の元を訪れなくなってから 初めて桜が咲いたわ


醜い私は花にはなれない 白い雪のように 黒い枝に灯る花を眺めるだけ


あなたはあれから どれほどの恋を抱えたのでしょう


両手で抱えきれないほど 私は花を摘んでいました


「待っていた」なんてとんでもない 差し出がましいわ


花を摘んで あなたとの思い出を 数えていました


あなたがふたたび私の元へ訪れてくれるなんて 夢にも思わなかった


両手に抱えた花は あなたに抱きすくめられた時に はらはらと落ちてしまった