永遠を糸で縫い留めて

白いスタートライン まだ足先に覚えている気がする


ゆるやかだけれど 速く君は走っていたね このカーブを


新しい道を歩くときも あの日踏んだ土の感触が かすかにする気がする


掛け声をあげた喉は いまだに熱を持って 痛みを覚えて


ゆるやかなこの坂を どんどん駆けているんだろう あの日別れた君は今も


もうすぐ夏が終わる 


少年たちの声も消えて いつかと同じ過去になってゆく