永遠を糸で縫い留めて

墨を流したような暗黒の中に 


ぽつぽつと白い点が  散らばっている 


人差し指を立てて すっ すっと絵を描くように 


私が流れ星を作る 


夏の夜は短い どうか過ぎ去らないで


あの人との悲しい思い出まで くっきりと思いだす時間を残して


空に流れ星 誰が流したの


涙に似た色は 宇宙からの色彩