永遠を糸で縫い留めて

うっすらと青い空に 輪郭をぼやかせた白い月が浮かんでいる

私はそれにゆびさきを伸ばす ふれているみたいだ

真昼の月 時々だけあらわれるおのぼりさん

ライトブルーの中から 彼を見つけることは容易ではないけれど

ひかりの輪郭が溶けて消えてゆくような彼を見つけたとき

日常の幸福を感じる