で、そんな私とは真逆の美智瑠がなんで一般コースに通うのかというと『え?だって面白そうじゃん?一般コースってさぁ』だそうです。
「好きな人が一般にいるから」
「「え?」」
その言葉に声を揃えて私と美智瑠は一斉に新藤君を見た。すると、新藤君は少し困ったように笑いながら私を見ている。
「愛重すぎでしょ~。意外だねぇ、恭輔く~ん」
美智瑠がそう言うと、私から視線を外して前を向いた新藤君の横顔がちょっと曇ってるような、そんな気がした。
「ハハッ、だよね。自分でもキモいなって思うよ」
「別にいいんじゃない?好きなんでしょ?その人のこと」
そう言いながらチラッと新藤君を見てみると、真剣な面持ちで私の瞳をしっかり見つめてくるもんだから、柄にもなくドキッと胸が弾んだ。
「好きだよ」
ん?いやいや、そんな真剣な眼差しで言われても……伝える相手間違えてるよ、新藤君。これじゃまるで私に告白してるみたいじゃん。
「こらこらぁ、凛子が反応に困っちゃってんじゃ~ん」
「え、あっ、ごめん!」
あの真剣な眼差しはどこへやら、我に返ったのかちょっと動揺しながら『しまったな~』って感じの顔をしてる新藤君。
「上手くいくといいね」
わざわざ好きな人のために一般に来たんだもん。そんな話聞いちゃったら、そりゃ多少なり応援したくなっちゃうよね。
「好きな人が一般にいるから」
「「え?」」
その言葉に声を揃えて私と美智瑠は一斉に新藤君を見た。すると、新藤君は少し困ったように笑いながら私を見ている。
「愛重すぎでしょ~。意外だねぇ、恭輔く~ん」
美智瑠がそう言うと、私から視線を外して前を向いた新藤君の横顔がちょっと曇ってるような、そんな気がした。
「ハハッ、だよね。自分でもキモいなって思うよ」
「別にいいんじゃない?好きなんでしょ?その人のこと」
そう言いながらチラッと新藤君を見てみると、真剣な面持ちで私の瞳をしっかり見つめてくるもんだから、柄にもなくドキッと胸が弾んだ。
「好きだよ」
ん?いやいや、そんな真剣な眼差しで言われても……伝える相手間違えてるよ、新藤君。これじゃまるで私に告白してるみたいじゃん。
「こらこらぁ、凛子が反応に困っちゃってんじゃ~ん」
「え、あっ、ごめん!」
あの真剣な眼差しはどこへやら、我に返ったのかちょっと動揺しながら『しまったな~』って感じの顔をしてる新藤君。
「上手くいくといいね」
わざわざ好きな人のために一般に来たんだもん。そんな話聞いちゃったら、そりゃ多少なり応援したくなっちゃうよね。



