母が亡くなったのが十月三十一日で
世の中はハロウインで、にぎやかな日
だった。
それ以降の記憶がなく、次の記憶は東京の
祖父母の家で大みそかに三人でテレビを
見ながら年越しそばを食べているところだ。
二ヶ月余りの記憶がすっぽり抜けおちて
いるのだ。
でも正月が終わり東京の学校に転校して、
祖父がピアノを習うところも探してくれた。
父が買ってくれたピアノも東京に持って来て
あったので、ゆりえは学校から帰ると
ほとんど毎日ピアノを弾いていた。
近所迷惑になるといけないのでピアノは、
朝は十時から夜は六時迄と祖父に約束
させられた。
両親のいない寂しさはどうしようも
なかったが、優しい祖父母とピアノが
あったのでゆりえは真直ぐに明るく
優しい女の子に育った。
国立の音大を目指して学校の勉強もピアノも
頑張っていたゆりえに、またしてもつらい
別れが訪れた。
音大の合格が決まり希望にあふれていた
ゆりえに大好きな祖父母の訃報が届いた。
二人はゆりえの音大の合格が決まると、
ほっとしたのだろう。
久しぶりに二人で温泉にでも行ってくると
言って、バスツアーに申し込んで出かけて
行ったのだ。
世の中はハロウインで、にぎやかな日
だった。
それ以降の記憶がなく、次の記憶は東京の
祖父母の家で大みそかに三人でテレビを
見ながら年越しそばを食べているところだ。
二ヶ月余りの記憶がすっぽり抜けおちて
いるのだ。
でも正月が終わり東京の学校に転校して、
祖父がピアノを習うところも探してくれた。
父が買ってくれたピアノも東京に持って来て
あったので、ゆりえは学校から帰ると
ほとんど毎日ピアノを弾いていた。
近所迷惑になるといけないのでピアノは、
朝は十時から夜は六時迄と祖父に約束
させられた。
両親のいない寂しさはどうしようも
なかったが、優しい祖父母とピアノが
あったのでゆりえは真直ぐに明るく
優しい女の子に育った。
国立の音大を目指して学校の勉強もピアノも
頑張っていたゆりえに、またしてもつらい
別れが訪れた。
音大の合格が決まり希望にあふれていた
ゆりえに大好きな祖父母の訃報が届いた。
二人はゆりえの音大の合格が決まると、
ほっとしたのだろう。
久しぶりに二人で温泉にでも行ってくると
言って、バスツアーに申し込んで出かけて
行ったのだ。



