「わかん、ない……」
「え?」
純が途端に怪訝な顔をする。
「えっと、それじゃあ俺もよくわかんないんだけど……?」
「だよね……でも他に言葉が見つからなくて」
「断るの遠慮してるとか?」
「違……っ、そのわかんないけど……嫌じゃないの」
「でも俺のこと好きじゃないだろ?」
好きじゃない?
ほんとに?
じゃあなんですぐに断らないの?
自問自答を繰り返しながら、ぐるぐる思考は巡るがやっぱり答えが見つからない。
「わかんない」
「まいったな……」
(どうしよう……)
私はせっかく想いを伝えてくれた純にもう少し誠実に返事ができないか思案する。
そして、私がふと窓辺に視線を移した時だった。
「あ、雪……」
その言葉に純も窓辺に視線を向けた。
「お、結構降ってんな……俺、コンビニで傘買ってくるわ」
「待って」
純が立ちあがろうとするのを見て、私は慌てて純を制止する。
「日香?」
「雪……止むまでここにいてもいい?」
「それはいいけど……いつ止むかわかんないけど?」
「その、純さえ良ければ……えっと暇、だし……」
「お、う」
「私の純への想いをその……ちゃんと頭で纏めてから話すから……」
「分かった、じゃあ……コーヒーでも淹れるか」
純はふっと笑うとそう言って席を立つ。
「え?」
純が途端に怪訝な顔をする。
「えっと、それじゃあ俺もよくわかんないんだけど……?」
「だよね……でも他に言葉が見つからなくて」
「断るの遠慮してるとか?」
「違……っ、そのわかんないけど……嫌じゃないの」
「でも俺のこと好きじゃないだろ?」
好きじゃない?
ほんとに?
じゃあなんですぐに断らないの?
自問自答を繰り返しながら、ぐるぐる思考は巡るがやっぱり答えが見つからない。
「わかんない」
「まいったな……」
(どうしよう……)
私はせっかく想いを伝えてくれた純にもう少し誠実に返事ができないか思案する。
そして、私がふと窓辺に視線を移した時だった。
「あ、雪……」
その言葉に純も窓辺に視線を向けた。
「お、結構降ってんな……俺、コンビニで傘買ってくるわ」
「待って」
純が立ちあがろうとするのを見て、私は慌てて純を制止する。
「日香?」
「雪……止むまでここにいてもいい?」
「それはいいけど……いつ止むかわかんないけど?」
「その、純さえ良ければ……えっと暇、だし……」
「お、う」
「私の純への想いをその……ちゃんと頭で纏めてから話すから……」
「分かった、じゃあ……コーヒーでも淹れるか」
純はふっと笑うとそう言って席を立つ。



