相談室のきみと、秘密の時間

「すごい! 雲の絨毯だよ!」

私は興奮してその人に向かって叫んだ。

飛行機の窓際の席で外の景色を見ていたんだ。
頭の上には青く綺麗な空と綿あめみたいな雲があった。
見下ろせば、一面の白い雲が絨毯のように隙間なく広がっている。
その間の飛行機がいる空間はどこまでも澄んでいて綺麗で、薄いオレンジ色の光が何処からか漏れていた。

私は世界にはこんなにも綺麗な場所があることをその時まで知らなかった。
まるで天国みたいだと思った。