私は、約束の30分前には駅前のロータリーに着いて、止まっている車を見ていた。そういえば当然と言えば当然だけど村越さんとは連絡先を交換していない。
村越さんの車はシルバーのアクアとしか聞いていないが、今のところ該当しそうな車は見当たらない。
待ち合わせまではまだ30分以上もあるから当然なんだけれどね。
緊張とワクワクした気持ちが入り混じり、予定よりも随分と早く来てしまった。
頭上には大きな白い鳥が飛んでいた。空の青とのコントラストが眩しすぎて、私は思わず目の上に手を掲げて日差しを避けた。
村越さんと会う日はいつも気持ちの良い青空だった。それは私自身の気持ちを表しているようで、あの大きな白い鳥のように眩しすぎる光に臆することも無く自由に空をかけてみたかった。
「今日もやっぱり早いな。遅くなって悪かった」
15分くらいして村越さんはやってきた。
今日は仕事ではないからか、いつもよりラフな白いシャツにGパンで、まるで母が入れた紅茶のような透き通った茶色のサングラスを頭の上に乗せていた。
「すみません」
「何言ってるんだ、こっちこそ遅くて悪い」
と言いながら村越さんは車のドアを開けて乗るように促したのでそれに従った。
シートベルトをしめることなんて久しぶり過ぎてモタモタしていると、村越さんが代わりに締めてくれた。
村越さんの髪からはなぜか春の花のような香りがして、首の辺りに細い髪の毛が触れでくすぐったかった。
こんなに近くにいてくれるのが嬉しくて恥ずかしくて、村越さんに胸の爆音が聞こえやしないかとヒヤヒヤした。
村越さんの車はシルバーのアクアとしか聞いていないが、今のところ該当しそうな車は見当たらない。
待ち合わせまではまだ30分以上もあるから当然なんだけれどね。
緊張とワクワクした気持ちが入り混じり、予定よりも随分と早く来てしまった。
頭上には大きな白い鳥が飛んでいた。空の青とのコントラストが眩しすぎて、私は思わず目の上に手を掲げて日差しを避けた。
村越さんと会う日はいつも気持ちの良い青空だった。それは私自身の気持ちを表しているようで、あの大きな白い鳥のように眩しすぎる光に臆することも無く自由に空をかけてみたかった。
「今日もやっぱり早いな。遅くなって悪かった」
15分くらいして村越さんはやってきた。
今日は仕事ではないからか、いつもよりラフな白いシャツにGパンで、まるで母が入れた紅茶のような透き通った茶色のサングラスを頭の上に乗せていた。
「すみません」
「何言ってるんだ、こっちこそ遅くて悪い」
と言いながら村越さんは車のドアを開けて乗るように促したのでそれに従った。
シートベルトをしめることなんて久しぶり過ぎてモタモタしていると、村越さんが代わりに締めてくれた。
村越さんの髪からはなぜか春の花のような香りがして、首の辺りに細い髪の毛が触れでくすぐったかった。
こんなに近くにいてくれるのが嬉しくて恥ずかしくて、村越さんに胸の爆音が聞こえやしないかとヒヤヒヤした。


