相談室のきみと、秘密の時間

「失礼します」
「こんにちは高遠彩葉さん、また来てくれて嬉しいよ」

早速、私は放課後になるとすぐ相談室に向かった。

村越さんは手招きをしてソファーに座るように言ったので従って座った。薄い青のシャツに紺色の細めのパンツ、この間より少しラフな格好をした村越さんは穏やかに笑った。

「村越さん、私少し早く来てしまいましたか?」

「うんうん、こっちだって決まった時間を指定しているわけでもなし、僕がいてもいなくても君は好きに来ればいい」

「村越さんがいないと意味が無いですよ」

「はは、そうだったかな」

「村越さんはちょっと変な人です」

彼は舌を出してお茶目に笑い、私も同じように笑い返した。
緊張していた雰囲気が丸くなった気がした。