キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。

「はぁ!?な、何言ってるのよ!!跡継ぎはあなたしかいないのよ!?」

「はい、黒瀬なんていりません。玲奈と結婚できないなら出て行きます」


そう言って立ち上がった理人くんを待ちなさいと止める理事長。


その瞬間、部屋の扉が開いた。



「あなたは……!悠人……!!」


理事長の驚く顔、そして絶望した顔。

よくわからなくて、私も視線の先を辿るとそこには——


「お、おじいさん!?」