「ジャックくん!お部屋行こう」
「羽美さん。お邪魔します」
ジャックくんの手を取り、部屋へと案内する。部屋ですることは一緒に読書をしたり、映画を見たり、お喋りしたりだ。時々一緒に料理やお菓子を作ったりする。とても幸せな空間だ。
ジャックくんとは最初は外で会っていたんだけど、街を歩いているとジャックくんが酷い言葉をかけられることが多くて耐えられなかったんだ。
「ジャックくんのお薦めしてくれた本、すごく面白かったよ!」
「ほ、本当?嬉しいな」
照れくさそうに笑うジャックくんを見て、私の胸がキュンと音を立てる。でもその裏側でどす黒い感情が顔をチラチラと見せ始める。
(もっとジャックくんと一緒にいたい。ジャックくんにどこにも行ってほしくない)
その気持ちは口に出さず、私は笑みを浮かべたまま話す。ジャックくんは嬉しそうに頷き、自分のお気に入りのシーンなどを話す。……怖いくらい穏やかな時間だ。外に出たら一瞬でなくなってしまう儚い時間だ。
「羽美さん。お邪魔します」
ジャックくんの手を取り、部屋へと案内する。部屋ですることは一緒に読書をしたり、映画を見たり、お喋りしたりだ。時々一緒に料理やお菓子を作ったりする。とても幸せな空間だ。
ジャックくんとは最初は外で会っていたんだけど、街を歩いているとジャックくんが酷い言葉をかけられることが多くて耐えられなかったんだ。
「ジャックくんのお薦めしてくれた本、すごく面白かったよ!」
「ほ、本当?嬉しいな」
照れくさそうに笑うジャックくんを見て、私の胸がキュンと音を立てる。でもその裏側でどす黒い感情が顔をチラチラと見せ始める。
(もっとジャックくんと一緒にいたい。ジャックくんにどこにも行ってほしくない)
その気持ちは口に出さず、私は笑みを浮かべたまま話す。ジャックくんは嬉しそうに頷き、自分のお気に入りのシーンなどを話す。……怖いくらい穏やかな時間だ。外に出たら一瞬でなくなってしまう儚い時間だ。


