「由依さん、可愛いですね」
ルイスさんの大きな手が私の頰を撫でる。頭にキスを落とされて、ベッドがギシリと音を立てる。しばらく、私はルイスさんに抱き締められていた。
「……ああ、もう食事を持って来なくてはいけませんね。少し待っていていてください」
ルイスさんはそう言い、寝室を出て行った。彼が出て行った後、私は布団をめくって自身の足を見る。足には清潔な包帯が巻かれていた。私は包帯の巻かれた足を撫でる。……私の足は、もう二度と動けない。
マシューさんとデートをした日、私はルイスさんに足の腱を切られてしまった。自由に動く足を失った私は、この部屋にずっと閉じ込められている。大学とどんな話をルイスさんがしたのかはわからないけど、今のところ警察が助けに来たり、友達が部屋に来ることもない。
「お待たせしました。今日はホットケーキを焼いたんです」
ルイスさんが持ってきてくれたお皿には、湯気を立てているホットケーキがあった。ケーキの上に乗っているバターがゆっくりと溶けている。メープルの香りがふわりと漂った。
ルイスさんの大きな手が私の頰を撫でる。頭にキスを落とされて、ベッドがギシリと音を立てる。しばらく、私はルイスさんに抱き締められていた。
「……ああ、もう食事を持って来なくてはいけませんね。少し待っていていてください」
ルイスさんはそう言い、寝室を出て行った。彼が出て行った後、私は布団をめくって自身の足を見る。足には清潔な包帯が巻かれていた。私は包帯の巻かれた足を撫でる。……私の足は、もう二度と動けない。
マシューさんとデートをした日、私はルイスさんに足の腱を切られてしまった。自由に動く足を失った私は、この部屋にずっと閉じ込められている。大学とどんな話をルイスさんがしたのかはわからないけど、今のところ警察が助けに来たり、友達が部屋に来ることもない。
「お待たせしました。今日はホットケーキを焼いたんです」
ルイスさんが持ってきてくれたお皿には、湯気を立てているホットケーキがあった。ケーキの上に乗っているバターがゆっくりと溶けている。メープルの香りがふわりと漂った。

