蒼井が俺を避ける理由を考えながら、あいつを探す。
もう昼ごはん食べに食堂とかに行ってたり。
そう思って食堂の方へ向かおうとした時。
「あれ、天野じゃん」
話しかけてきたのは蒼井の友達、春園だった。
「丁度いい、蒼井知らないか?」
「え、なぎ?うーんと...」
......春園、蒼井の居場所知ってそうだな。
少しためらっている様子が伺える。
「さっき会ったけど、ものすごい勢いで走ってっちゃった」
「どこに行ったか知らないか?」
知りたい、話したい蒼井と。
今はその気持ちだけだった。
「天野」
「なんだ?」
「なぎのこと頼める?」
「...どういう意味だ?」
ふと突然春園が真剣な表情で言ってきた。
「なぎ多分、今日天野を避けてることすごく申し訳なくしてると思うし、天野に言いたいこと沢山あると思うから」
春園も、俺と同じように蒼井のことを心配しているような感じだ。
「なぎのこと優しく受け止めてくれる?」
「優しく...はできるか分からんけど、蒼井のことなら受け止めたい」
春園とはそんなに話したことなかったのに、すんなり自分の気持ちを話してしまった。


