ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。


って、ゆあちゃんに励ましてもらったのはいいものの…。



改めて天野のことを意識してみるなんて、なんか気まずいというか。



恥ずかしいというか…。



「蒼井」


「っひゃい⁉︎」



更衣室でのことをぼーっと考えていたら、後ろから天野に背中を叩かれる。


ちょうど天野のことを考えていたせいで、びっくりして変な声が出てしまった。



「なな、なに?」


「いや、プリント。後ろに配れよ」



自分の机には、列の人数分のプリントが。



「あ、ああ。ごめんごめん」



そう言って、天野の顔をなるべく見ないように渡す。



ど、どうしよう…意識しすぎると顔見れない。



この前のこともあって恥ずかしすぎる記憶が蘇る。

...一応キス、されたんだよね、唇に。




そんなことを考えている中、授業が始まる。



今、絶対私の顔赤い…だって熱いもん。




現在は六月。



外はかなり暑いし体育終わりだけど教室の冷房はよく効くから季節は絶対関係ない。



先生は板書を進めるが、顔が赤いのがバレないようにと顔を下に向かせた。