「しーっ!」
「ごめんごめん!」
クラスの女子がいる中で、天野の名前なんか言ったら怪しまれるに決まってる…!
「…で?好きになっちゃったの?」
気を遣ってコソコソ話してくれる。
「ま、まだそういうのじゃなくて…」
金城くんのことが好きだった頃みたいに、ふわふわした感じとか、話せて嬉しい!みたいな感覚はない。
それにあの時は好きだって実感してたわけで。
「なんか…なんて言えばいいんだろう」
「うん」
ゆあちゃんは急かさずゆっくり私の話を聞こうとしてくれている。
ゆっくり、落ち着いて今の気持ちを話した。
「なんか…その、天野といると安心するというか…」
助けてくれたから、それもあるのかもしれない。
でも何かと私のことを気にしてくれたりするから、それが嬉しくて。
「あと…たまに言ってくることはいじわるだけど、本当は優しくて…それに動揺しちゃう…とか」
話せば話すほど、どんどん溢れてくる。
なのに、この気持ちををなんて表せばいいのかが分からない。


