ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。


ガチャッ...



「あ...」

「あ?」



ワンチャンバレないかと思って、静かに立っていたけど普通にバレてしまった。



「あ、え~っとこれは...ご飯食べるつもりで...」



気まずそうに目を逸らした。



「いつから聞いてた」


「け、結構最初から......?」



天野の機嫌を伺うように答える。

だけど特に不機嫌でもないみたい。



「き、教室で食べることにする...」



そう言って階段を下ろうとした。



「いいのか?」


「え?」


「今ならまだ、間に合うんじゃねぇの?」



ん?なんの話をしてるんだろうか?

もしかして天野、まだ私が金城くんのことを好きって勘違いしてる...?



「あ、天野、…私もう金城くんのこと好きじゃないよ?」


「なんだ。鈍感なお前のことだからからてっきり」


「いやいや…ないでしょ。あんな姿見たら…」



嫌いとまではいかないけど、流石にもう好きになることはない。

あんなことされて、まだ好きでいる方がすごいよ…



「そうか、安心した」


「安心したって…そんなに心配されてるの?私」


「お前危機感なさそうだから」


「だからいちいちひどい…!」



そんな自分のこと危なっかしいと思ったことないけどね…