なに...それ。
金城くんは、本当は私のことが好きだった...?
......意味わかんないよ。
「図星、なんだな?」
「...悪いかよ」
「じゃあなんであんなことしたんだよ!」
声を荒げる天野の声。
そ、そうだよ、天野の言う通り。
好きなら昨日みたいなことしないはず。
心の中で、天野の言葉に共感していた。
「仕方ないだろ...俺にはあの方法しか無かったんだよ!」
天野に向かって金城くんも大きな声を出す。
「...いつも遊んでばかりいた俺にはそれしか無かった。お前には分かんないだろうけど」
「......そうか、だから蒼井だけは時間をかけてたんだな」
「は...」
...どういうことなの。
「もういい。お前のことは分かった」
そう言って扉の方に向かってくる。
あ、やばい...盗み聞きがバレる...。
そう思ったけど天野は扉の前に立ち止まった。
「......最後に一つ」
「なんだよ」
「本当に好きだって思うなら、もっと大事にしろ」
そう言葉を残した。


