ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。


「で、金城くんからなんてきたの?」


「あ、明日、一緒に帰ろうって…」



きゃ〜!と、ゆあちゃんが声を上げる。



「何それ、もう好き確定じゃん!」


「そ、そうかな…」


「好きじゃない女の子を普通、帰ろうって誘わないって!それに金城くんが女の子と帰ってるとこ見たことないし!」



確かに、彼が女の子の誰かと帰っている所は本当に見かけたことがないかも。

よく一緒に帰ろうとは言われているけれど断ってすらいる。


期待していいのかな…。



「なぎの恋がもうすぐ実りそうで嬉しいよ、あたし!」


「気が早いよ!」



ウキウキしているゆあちゃん。



「あ、でもあれだね。まーた‪”ツン‬王子‪”が何か言ってくるんじゃない?‬」



そう言って私の後ろの席の方を向く。



「あ~…、まぁ無視ししとけば…」


「懲りないよね〜。なぎのこと好きなんじゃない?」

「ないない」



いや、あんなうざい奴に好かれても困るし。


そんな中チャイムが鳴り、ゆあちゃんは自分の席に戻った。