ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。


蒼井が金城と帰ることになった日の昼。


俺は、昼ご飯を食べようと屋上に行こうとした。



けど先客がいたようで、ドアから覗いてみると金城を含むクラスの目立つ連中がいた。


仕方ないから今日に戻ろうとした時、こんな会話が聞こえた。



「金城、今日蒼井さんと帰るんだろ?どうだ、落とせそうか?」


「うん余裕だね、蒼井さん意外とちょろかったよ。このままいったら最後までヤれるよ」


「まじか、流石だな~。やっぱイケメンは強ぇわ。こりゃ奢りは確定かー」



......なんだよそれ。


あいつは帰りに蒼井を襲うってのか?



「くそっ......」



悔しかった。


蒼井はあんなにも純粋な気持ちで金城のことを好きでいるのに。


頑張って、俺の妨害をしのいで話しかけたりしていたのに。


金城はその気持ちを踏みにじっている。



「──絶対にあんなクズに渡すもんか」



ただそれだけが頭にあった。